「中古戸建」の買い方・選び方

今回のテーマは「中古戸建」についてです。

※もちろん毎回そうですが、これは僕の感覚ですので「参考」までにしていただけたらと思います。

今、不動産を探されている中でこの「中古戸建」を購入して
リノベーション(リフォーム)して住むのもありかな?
なんて、お考えの方いらっしゃるかと思います。

ただ買うにあたって、この「中古戸建」というやつはクセが多い。。

昨今では「省エネ」についての法改正という話も出てきているので
どんどん中古は買うのが難しい印象になってきました。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_tk4_000103.html
※国土交通省HPより

省エネ以外にも
・経年
・耐震
・断熱
などなど

住宅性能というのはずっと向上してきているので
どうしても時間が経つと”古い性能”という印象になってしまいます。

ただ、この省エネだ耐震だなどの前に

”古いもの”に自分自身がどこまで付き合えるか

これをまず第一に判断する必要があると思います。

「古いもの」とか「人が使ったもの」がダメな方はそもそそもダメだと思います。特に中古戸建はやめた方が良いです。

仮にリノベーション(リフォーム)をしたら、古さが無くなるか?
というと、古さは無くなりません。
極端に言えば「中古戸建」はリノベーション(リフォーム)をしても「新築戸建」にはなりません。

お客様と良くそんな話になります。
「いくらぐらいかければ、、、」なんて費用の話になるんですが、「中古戸建」にいくらお金をかけても「新しい感じ」に近づくだけ。

戸建って「窓」が沢山あって、「外壁」があって、「屋根」があって、「設備」があって、
そして家だけじゃなく、周りに「お庭」もあって、、、、
「中古戸建」って、これ全部が”中古”なんです。
なので、それ全部を「新しくする」なんて皆目無理。

またリノベーション(リフォーム)をしたときの”費用感”もポイントとしてあります。
もちろん状態にもよりますが、気になるところだけを直したって大体数百万円以上はリノベーション(リフォーム)費用がかかってきます。
場合によっては余裕で1,000万円以上になります。

それだけの費用をかけたのに「中古感」は消えない。。それで満足できるのか?

なので最初に挙げたように「中古」が苦手な方には無理なんです。

で、上記まで読んでいただき『自分は古いものでも大丈夫』という方
本題です。

「中古戸建」の買い方・選び方

これは、

物件の”土地価格”と”建物価格”がどんな値付けになっているか。

これを判断するのがポイントだと思ってます。

例えばコチラのような物件。

人気の「鵠沼海岸」という立地の”南東角地”
39坪以上の大きさの土地です。
今の相場で言ったら「坪単価100万円」は間違いなし。
とすると、土地だけで約3,900万円~4,000万円と判断できます。

上記を踏まて販売価格は5,080万円ですので、土地価格を引いた”1,100万円”ほどが建物価格と判断。

ここまで考えたらあとは見学時に1,100万円が妥当かどうかを”経年”を見て判断。
今、注文住宅で建物を建てようとしたら大体2,400万円くらいはお庭も含めて最低でもかかると思います。それが、1,100万円で多少のリフォームで使える状態であれば、、僕はこの物件を”買い”と判断します。物件を見てみて、ちょっと状態が悪いな、、、と判断したらその分価格交渉も良いですね。

いかがでしょうか?

改めましてポイントは2つ

①そもそも自分が”中古”を嫌では無いか。
②販売価格を”土地”と”建物”を案分したときの価格設定が妥当か。

この判断です。

もちろん②に関しては不動産の相場感覚(知識)が必要になりますので
「中古戸建」をお考えの方は是非ともお気軽にご相談いただけたらと思います!!

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